岩坪

 スセリ姫ゆかりの地

 風土記記載の神話伝承地




《 なめさの郷 地名発祥の地 


出雲国風土記の中の神門郡のところに

 滑狹郷(なめさのさと)に、須佐能袁命(スサノオ)の娘の

和加須世理比賣命 (スセリヒメ) が住んでいて、

所造天下大神命 (あめのしたつくらししおおかみのみこと)=大国主命が通って来られていた。

お社の前の大きな磐石の上を、川の水が滑らかに流れる様をご覧になって、
『 滑(なめ)し磐石(いわ)なるかも!(なめらかな岩だなあ!) と仰った。
このことから、このあたり(東神西、西神西、江南)を 滑狹郷(なめさのさと) と言うようになった。
という記述があります。


神様が名付けられた、褒めたたえられたという地名が あちこちに数多く残っていますが、
この地もその中の一つです。


東神西町(ひがしじんざいちょう)にある この岩坪(いわつぼ)は
いわつぼさんと呼ばれ、地元の方の清掃活動が毎年ローカルニュースになったり
するほど大切にされている地です。




 天然記念物の甌穴 》
特徴としては傍を流れる 九景川(くけがわ) の川床にある大きな 五つの甌穴(おうけつ)で、
大きさも深さも様々な穴を上から見ることができます。
令和2年2月日、出雲市の天然記念物に指定されました。(出雲市HPより)

※甌穴・・・川床の岩が水流によって削られ、そこに入った石ころが回転し、だんだんと丸く削られてできた穴。





岩坪1


入口には大きな石碑が建っています。







岩坪2

細い道を入ってゆきます。車で数十秒で到着します。






岩坪3

すれ違いができませんが、めったに向こうから車は来ないので大丈夫。







岩坪4


到着です。車を置く場所もあります。




岩坪5


岩坪明神。とても小さなお社。
ポストには記念のスセリ姫の可愛らしいスタンプが入っています。





岩坪7


数年前の写真も混じっているので、季節感がバラバラです・・・
爽やかな季節には、緑が心地良いです。






岩坪6


5つの甌穴。上からみるとただの水たまりに見えるのですが、
実は深さがけっこうあるようです。






岩坪8


冬は寒風吹きすさぶ所なので、暖かい季節にお参りされてみてはいかがでしょうか。








岩坪

※出雲ICを降りて西に行きます。






実巽神社

御井神社 境外社

 母神 八上姫を祀る小さなお社







前回の木俣神(き(こ)のまたのかみ)を祀る

御井神社から南へ少し行ったところに八上姫をお祀りした実(實)巽神社(じっそんじんじゃ)
があります。


とても分かりにくい所にあるのですが、御井神社に行かれたら三つの井戸と共に参拝されてみてはいかがでしょうか。



実巽神社1

一の鳥居を出て、南へまっすぐ歩いてゆきます。








実巽神社2


ひたすらまっすぐ・・






実巽神社3


突き当りを右に曲がります。







実巽神社4


とても分かりにくいですが、山の中に白い建物が見えます。







実巽神社5

多分私有地だと思うので、畑の間の小道をそっと通らせていただいて登ってゆきます。







実巽神社6


ガラス戸を開けると賽銭箱があります。
鳥居も何も無く 山の中にひっそりとお祀りされていました。









実巽神社7


少し小高い場所にあるので見晴らしが良いです。









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御井神社とは関係ないのですが、山陰で昔から親しまれているうさぎのお菓子

鳥取県米子市の寿製菓『 因幡の白うさぎ 』があります。


大国主命八上姫に求婚しに行く途中で 白兎と出会った神話をもとに作られたお菓子です。


メルカリ主催の ”推し土産全国一位” に輝いたそうです。







実巽神社9



5個入りパック入りも出て、買いやすくなりました。

マーガリンではなくバター(大山バター)が使われていて、パサパサ感が無く 生地がしっとりしています。
抹茶餡も美味しいです。

このお菓子はやはり目があったほうが可愛いですね・・・。







実巽神社8








實巽神社


御井神社から500~600m位南に歩きます。



(※誤って消してしまったので再アップしました)




















御井神社

因幡の八上姫ゆかりの神社
  安産祈願と水の神 


大国主神が 因幡(鳥取県東部)の八上姫(ヤカミヒメ)に求婚しに行く途中の物語が
因幡の白兎です。


二人はめでたく結ばれ、出雲にやって来た八上姫はこの地で出産したのですが、本妻を恐れて
木のマタに我が子を挟み、因幡に帰って行った、というお話が伝えられているのがこの御井(みい)神社です。
出雲国風土記には御井社(みいのやしろ)と記載があります。

生まれた御子神の 木俣神(き(こ)のまたのかみ)がおまつりされていますが、
安産祈願で有名な神社で、以前 知人の出産の際にお守りを頂きに行きました。

ここには八上姫が産湯を使われたという三つの井戸が残っています。






御井神社1

田んぼに囲まれています。




御井神社2

二の鳥居。すぐ側に駐車場があります。






御井神社3

左手に子供を抱いた八上姫の石像







御井神社4


お腹にハートのローズクオーツを抱えた『撫でうさぎ』
安産祈願のたくさんの絵馬が掛けられています。





産湯を使われた三つの井戸

①生井(いくい)

御井神社5








②福井(さくい)

御井神社6







③綱長井(つながい)

御井神社7



三つの井戸にはそれぞれ意味があるようです。
蓋がしてあるので飲めるようにはなっていませんが、神社の説明文には日本最古の井戸、と書かれていました。



御井神社8

可愛らしいウサギのおみくじ。







御井神社9



山と田んぼに囲まれた中にぽつんとある神社ですが、
地元の方が大切に手入れをされているので、とても綺麗でした。









御井神社


・出雲空港から車で10分弱です。
荒神谷遺跡の近くにあります。


〒699-0631
出雲市斐川町直江2518
御井神社


須我神社 《 奥の宮 》

 ヤマタノオロチゆかりの地 
  八雲山の磐座            




前の記事の続きです。

須我神社には 本社 と 奥の宮 があります。
本社で祈願札を頂き、奥の宮にお参りする二宮詣りの習わしがあるので、足腰の丈夫な方は行かれてみてはいかがでしょうか。


奥の宮は 八雲山の中腹にあり、
スサノオノミコト、妻のクシイナダヒメ(イナタヒメ)
そして御子神の 三つの磐座 (いわくら)が
おまつりされています

この岩は、夫婦(みょうといわ)とも呼ばれています。




奥の宮1
登山者のために杖が置いてあります。





須我神社奥の宮2
八雲山の登山口

ここから20分くらいかけて山を登ってゆきます。




須我神社奥の宮3


途中の禊場の山水でお清めをしてから登ります。
湧き水が冷たくて気持ちいいです。



須我神社奥の宮4


細い道が続きます。



須我神社奥の宮5

崖になっていて危ない所もあります。

雨が降った翌日は落ち葉で滑りやすいです。





須我神社奥の宮6

木の鳥居が見えてきました。



須我神社奥の宮7






須我神社奥の宮8


夫婦岩が見えてきました。

アップの写真は撮っていませんが、苔におおわれた

大きな岩がおまつりされていました。





須我神社奥の宮10
夫婦岩の近くには休憩用の小屋が建っています。



ここで一休みしてから、下山します。

かなり急な山道もあるので、足腰に自信のある方は登山を楽しみながら参拝されてみてください。




出雲では、大国主命やスサノオノミコトをおまつりしている所が数多くあります。


そこに古くから居る土地神を、後に大国主命やスサノオとして祀った例も多くあるのではないかと思っています。

元々何の神だったかは確かめようもないけれども、長い年月を経ても人々に愛され残っている場所というのは人を惹きつける力があるのでしょう。







須我神社奥の宮9
入口の道路は広くなっていて、車が数台置けます。











※社務所で奥の宮までの地図が頂けます。
※須我神社から八雲山登山口まで歩くと遠いので、車で行かれたほうが良いです。

※崖になっている道もあるので、なるべく2人以上で。

※長袖(蚊がとても多い)、リュック、スニーカーなど動きやすい服装で。



須我神社






須我神社

ヤマタノオロチゆかりの神社、そして
    日本初の宮


斐伊川の上流で出会われた 奇稲田姫 (クシイナダヒメ )
を ヤマタノオロチ から守られた スサノオノミコト
出雲国の 結婚生活に適した場所を探し歩かれ、
この地を見つけられました。

スサノオノミコトは
「わたしの心はすがすがしくなった」と喜ばれ
ここを スガ(須賀)と名付けられたそうです。

そして二人で新しいお宮を創られたため
ここは『 日本初の宮 と呼ばれています。



須我神社1a




 日本初の宮の碑
須我神社2



また、この宮を創られた時、スサノオノミコトは
和歌を詠まれたと伝えられています

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごめ(み)に
八重垣作る  その八重垣を

スサノオノミコトは日本で最初に和歌を
詠んだ方と言われています。


須我神社3





須我神社7

神紋の入った手焼きのおせんべいが売られていました。
甘くて美味しかったです。





須我神社6

緑豊かな風景が広がっています。








須我神社4

アスファルトの長い参道を歩いてお参りします。






須我神社5

石造りの大鳥居。









須我神社 所在地
〒699-1205
島根県雲南市(うんなんし)大東(だいとう)町
須賀260